2023.12.20
観光事業について今後の展望
観光事業について今後の展望 1958年の創立以来、幅広いITサービス提供をしているSI企業、BIPROGY様のご紹介で、 2018年12月に初めて山陰地方の観光地域づくり法人様(DMO)と観光系アプリの開発でご縁があり、 以来本日まで以下の地域にて、地方自治体、DMO、DMC(地域特化型旅行会社)様に10本以上の 観光系のアプリを提供させて頂きました。 ・ご提供地域(ご提供順) 島根県、鳥取県、長崎県、熊本県、石川県、長野県、沖縄県、東京都 当初お声がけいただいた2018年には、弊社は創業12年目ということもあり、多くのアプリ開発実績がございました。 その実績をご評価いただき、お声がけをいただいたのですが、恥ずかしながら観光の課題や行政の課題などを 深く理解できておりませんでした。 これまで、自治体様、DMO様には、観光行政に対する知見が深まる機会を頂きましたこと、心より感謝しております。 それから5年以上の多数の観光系アプリ開発や運用を通じて、観光行政に対するノウハウも蓄積され、 システムの観点でも、アプリ作成の自動化にもう少しというところまで辿り着きました。 本日ではシステムの観点だけでなく、課題を解決するソリューション領域まで、企画からご相談させて頂く 機会も増えて参りました。 こちらより今後の展望となりますが、2点ございます。 A. 地域型観光アプリ開発を自動化 ・地域密着型の観光情報のご提供(自治体様やDMO様、観光関連企業様向け) ・プログラム知識不要のノーコード製品として「Origami +」をリリース B. 弊社独自の全国版観光情報集約型アプリ開発中 ・上記の地域型アプリを統合し、横断して利用可能にする(「Origami+」との連携) ・観光客への認知拡大と選択肢の拡大を目指す となります。それぞれ以下、説明をして参ります。 A. 地域型観光アプリ開発を自動化 コンセプトは、「スマホアプリのみで周遊、飲食、買い物、交通、さらに決済まで可能なサービスを、 カンタンに導入できる」というものなります。 開発に至った経緯としましては、これまで様々な自治体様のアプリを開発する中で、 観光系アプリには共通する機能が多数あることに気付きました。 共通の機能があることで、再利用できる機能が増え、開発の経験が上がるほど品質も高まり、 より安価かつスピードを持ったご提供が可能になりました。 弊社はさらに一歩踏み込んで、毎回開発すること自体のフローをなくし、 基本的にはプログラム作業は不要にし、設定のみでアプリがリリースできる仕組みを構築いたしました。 現在は最終的な検証段階に入っており、2024年にご提供を開始いたします。 製品名は「Origami+」です。広くスピーディーに導入して頂けますよう、 プログラムの知識が不要なノーコードの製品としてご提供を致します。 B. 弊社独自の全国版観光情報集約型アプリ開発中 地域・自治体を横断して利用できるアプリを、弊社独自の観光アプリとしてご提供を致します。 横断することにより、観光客のメリットは、アプリを自治体様ごとにインストールをする手間が省け、 自治体様が、観光客へより認知される機会が増加いたします。 「Origami+」のアプリと連携することがミソです。 アプリを導入される自治体様にさらなる付加価値を提供したいと思っています。 現在本プロジェクトのフェーズは、ご提供する機能の整理、ターゲット層の選定、 フィールドワークなどを行っているはじめの段階ですが、構想は最終FIXの段階まできております。 今後の構想を走り書きしてきましたが、 観光事業に関する弊社の取り組みを記載させて頂きました。 最後に、なぜ弊社が観光アプリ開発を、国や大企業との大規模な連携をせずに行うのか、 それは、少数精鋭の技術者集団だからこその柔軟性や、強みである意思決定の速さ、 これまでの観光アプリ開発実績という武器を掛け合わせ、弊社にしかできないアプローチで、 観光アプリ開発ができると思った次第でございます。 「国の手が行き届いていないのであれば、気付いた人がやればいい。」そんな正義感を持ち、 これからも引き続き、長年培った技術力を活かし、常に最新技術を追い続けてまいります。 ロードマップに記載しております「日本の観光アプリシェア日本一」を目指して、 スキルエンジンは引き続き本事業に注力をしてまいります。 (※ロードマップは、企業情報ページに掲載中でございます:https://skillengine.jp/company/#roadmap)スキルエンジン代表 前田